「ハサミどこ?」からの卒業、もう探さないハサミ新ルール

ちゃんと定位置を決めたのに、いつもハサミが行方不明でイライラ。
そして使ったら使いっぱなしにする家族にイライラ。
加えて「ハサミはどこ?」といつも自分に家族が聞いてくることにイライラ。

今日はそんなイライラを抱えていた整理収納サービスでご訪問したA様の「ハサミはどこ?」から解放されたお話です。

目次

ハサミが行方不明になる原因

A様は整理収納の本やSNSを見ることが大好き。そして「物は少ないほうがいい」という考えから、リビングに家族共用のハサミをおいていました。自分も家族もリビングに隣接するキッチンで使う時は近いので使って戻すができるのですが、廊下の先にある玄関や洗面所で使った後は「後で戻せばいいや」とそのままになることがおおく、せっかく定位置を決めたの定位置にあることの方が少ない。

これはハサミに限らずなんでもそうですが必要な時は面倒でも取りに行くけど、用事が終わったら「まあいいか」と後回しにしてしまう、そしてその原因は使う場所と戻す場所が離れているからです。

使う場所の近くに戻す場所を

そこでA様に置きっぱなしになっている場所はどこか考えてもらいました。

置きっぱなしんなているということはそこでよく使う証拠です。1本にこだわらず、本数を増やし使用頻度が高い場所に定位置をつくることにしました。

A様の家は玄関と洗面所は近いのでより使う玄関に1本追加しました。また、キッチンには資源ごみや食品袋など様々な素材をきることになるので強力ハサミを用意しました。

すると効果はテキメン!「ハサミはどこ?」と探すことも家族から聞かれることも無くなりました。

ハサミにはあるべき場所をラベリング

加えてマスキングテープを使ってハサミの住所をラベリングしました。
ハサミの数を増やして、定位置を増やし、さらにハサミに住所を貼ったことで、自分も家族も「戻そう」と思わなくても自然に体が定位置に戻すようになったそうです。

家族に「使ったら戻して!」と声かけをするよりも、家族が自然に戻せる仕組みづくりが成功した例です。

他にもクローゼット(洋服のタグや糸のほつれ)、車の中、スーツケース(機内持ち込みは不可)など、ハサミの定位置を作ると便利です。

片づけは増やさず減らすが主流ですが、時には増やしてうまくいくこともあります。

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この記事を書いた人

ライフオーガナイザー、ファイナンシャルプランナー、家計アドバイザー。「空間・お金・心」の3つを整えることで、忙しい女性をサポートする「PRECIOUS DAYS」を主宰。著書に『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』(三笠書房刊)。

コメント

コメント一覧 (2件)

  • ハサミどこ?問題は我が家でもしょっちゅうです。
    小学生の子どもがいますので、やはり工作などにかなり使うようで、そのたびにキッチンバサミがなくなります。
    諦めたころに迷子だったものがしれっと戻っている事も多々あります…
    ハサミの住所ラベル、実践してみます!

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