『減災』のための片づけのすすめ

もう10月も終わりに差し掛かり、ちょっと気の早いクリスマスディスプレイを見かけることもでてきました。
ハロウィンが終わってしばらくすると、一気に年末の慌ただしさがやってくるのでしょう。

今年はお正月から能登半島の地震があり、その後も全国の至る所で災害が発生しました。

これからは災害時を意識した片づけも必要になるのではと感じます。

ということで年末大掃除にはちょっと早いですが、今からでも始めたい、災害時のための片づけです。

目次

余計なものは減らして『減災』!

防災のために、というと、備蓄品や防災グッズを購入して蓄える方向を考えがちになりますが、『ものを減らす』ということも重要な防災対策のひとつです。

これは防災というよりも『減災』といいます。

減災とは、災害時の被害を最小限にするために行う取り組みのこと。

自然災害が発生するのは止めることはできませんが、その被害を最小限にするにはどうするか、それを考え取り組んでいくことが減災です。

今から始める減災の片づけが、いざというときに命や安全を守ることにつながります。

『減災』のために減らしておきたいもの

家になんとなく取ってあるもの、ありませんか??

今何気なく家に置いてあるそれは、『持っていたいから持っているもの』でしょうか?
それとも『捨てる理由がないから持っているもの』でしょうか?

災害時を想像してみてください。

棚からものが落ちてきて、壊れたりケガをしたら。

それで『仕方ない』と思えるものであれば、持っていたいから持っているものです。
逆に『なんでこれを持っていたのだろう?捨てておけばよかった』と思えるものは、捨てる理由がなかっただけのものであり、持つ理由もないものです。

備蓄は水や食料を優先に、本当に必要なものに集中させましょう

災害時、避難をするときに毛布や洋服は必要になりますが、使用していない毛布や着ていない洋服、しまいっぱなしになっていませんか??

普段使いしていない服や毛布、つまり『不要な服や毛布』を収納するスペースがあるのであれば、水や食料、簡易トイレなど、実際に命を守ってくれるものを優先した方がいいでしょう。

毛布や洋服は、普段使っている『現役のもの』の中から避難用に選んでおくと、余計なスペースを取らず、すぐに使える状態で準備が整います。

ものを減らすだけでも減災に!これから始めてみませんか?

もし災害が発生したとき、その後の片づけも物が多いと大変です。

物が少ない方が早く片づけられますし、落ちてきてケガをしない、避難するための通路を確保できるなどメリットがたくさんあります。

今一度、『それを持っている意味と価値』を考えてみるのがおすすめです。

片づけで取り組む『減災』、まずはものを減らすことから始めてみませんか?

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この記事を書いた人

ライフオーガナイザー、ファイナンシャルプランナー、家計アドバイザー。「空間・お金・心」の3つを整えることで、忙しい女性をサポートする「PRECIOUS DAYS」を主宰。著書に『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』(三笠書房刊)。

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