『捨てるのが苦手』な人へ

もうすぐ新年度。
4月からは今までと違った新しい生活を迎えるに当たって、引越しや片づけに追われているという人も多いのではないでしょうか。

そういった時に必ず出てくると言っていいのが『捨てられない』問題。

実際、捨てるのが苦手に感じる人はとても多いようです。

目次

捨てられない理由と向き合ってみる 

『捨てるのが苦手』と感じる理由は、大きく分けて3つあります。

1. 分別が面倒だから 

自治体によっては分別ルールが細かく、何をどこに捨てればいいのか迷ってしまいますよね。

その手間を考えると、つい『後でやろう』と先延ばしにしがちです。 

とはいえ、環境のためには分別は大切。

面倒に感じる場合は、お住まいの自治体が提供している『ごみ分別アプリ』を活用してみるのもひとつの方法です。

2. 思い入れがあるから

  • もらったものだから捨てられない 
  • 思い出が詰まっているから捨てられない 
  • 環境のことを考えると使い切りたい 
  • まだ使えるのに捨てるのはもったいない 

愛情深い人ほど、モノへの思い入れが強く、手放すことに罪悪感を覚えやすいもの。

でも、本当に大切なのは『思い出』であって『モノ』そのものではないかもしれません。

3. 未来への不安があるから 

  • 必要なものを捨てたら困るかも 
  • 後で後悔するかもしれない 

『いつか使うかもしれない』と思うと、なかなか捨てられないですよね。

でも、『いつか』は本当に来るでしょうか? 

『捨てられない』は悪いことじゃない 

『分別の手間』『愛着』『慎重さ』―どれも悪いことではありません。
決して『だらしないから捨てられない』のではないのです。

ただ、モノが増えすぎて生活空間を圧迫してしまうのは、やはり苦しいですよね。

捨てるのが苦手なら、まず「増やさない」ことから

捨てるのが苦手なら、まずは「モノの入り口」を見直しましょう。 

  • 新しいものを買うとき、本当に必要か考える 
  • もらいものを増やさない工夫をする 
  • 分別や処分の手間を想像してみる
  • 『買ったけど使わなかったもの』を思い出す 

今の時代、モノを手に入れるのはとても簡単。
その分、知らないうちに増えてしまいます。

そして『捨てる』という行為は、どうしてもネガティブに感じてしまうもの。

だからこそ、『捨てる』のではなく『増やしすぎない』ことを意識してみてください。
実際、『捨てるのが苦手』と感じる人ほど、買い物が好きな傾向があります。

買う前に『本当に必要?』と一呼吸おいてみるだけで、暮らしがぐっとスッキリするかもしれませんよ。

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この記事を書いた人

ライフオーガナイザー、ファイナンシャルプランナー、家計アドバイザー。「空間・お金・心」の3つを整えることで、忙しい女性をサポートする「PRECIOUS DAYS」を主宰。著書に『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』(三笠書房刊)。

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