冷蔵庫やクローゼット、押し入れ……収納を片づける時のファーストステップとは
収納にものが増えてきて、そろそろ片づけなきゃ……と思った時、まず何をしますか?
片づけのファーストステップ、それは『全部出し』なんです。
収納の片づけの最初の一歩!『全部出し』
冷蔵庫も押し入れも納戸もクローゼットも『いったん中身をすべて出してみる』ことが片づけがうまくいく秘訣です。
ちょっとおっくうですが、一度大掃除をかねて中のものを全部出してみること。
逆にここを面倒がって、ゴソゴソと「なにか捨てるものないかな…」と探すだけでは見落としてしまいます。
全部出すことで自分がどんなものをどれくらい持っているのかがわかりますし、「服が全然たりないって思っていたけれど、こんなにたくさん持っていたのか!」なんて気づくこともとても大切なこと。
頭の中でどれくらい持っているのかを思い浮かべるのと、実際に目で量を見るのとでは全然効果が違います。
入れっぱなしの食材は場所も電気も使います!冷蔵庫の適量をキープしましょう
買ってきてそのまま冷蔵庫に入れっぱなしのもの、ありますか?
使いかけて残ってしまったものがそのままになっていたり、セールで安かったからと買って入れておいたらそのままになってしまったり、そんな積み重ねが冷蔵庫の容量を圧迫してしまうのです。
そして冷蔵庫にたくさん食材がつまっていると、あることを忘れてしまって食べきれないという食品ロスも出てきます。
そうなる前に冷蔵庫の中身も一度出して整理してみましょう。
冷蔵庫の適量は、開けたらパッと一目で全体に何が入ってるかが分かる量が目安。
中身が把握できていることで、ダブり買いや消費期限切れの防止になり、また冷蔵庫に入っているものをちゃんと食べきることで、食費の節約にも。
加えて冷蔵庫が片づいていると、食材を探す時間が減ることで冷蔵庫を開ける時間も短くなり電気代の節約になります。
冷蔵庫の中に適度な隙間があることで、空気循環がよくなって保冷効果もアップ。
節電にもつながります。
冷蔵庫の適量をキープすることで食費だけでなく電気代の節約にもつながるのです。
押し入れにお宝が眠っているかも?買ったまま忘れているもの、ありませんか?
日用品や洗剤のストック、いただきものなど、入れたままになっていることありませんか?
押し入れや納戸を片づけると新しく買わなくても「あ!こんなものがあった」という発見もあります。
私が整理収納に伺ったお客様のおたくでは、押し入れの奥から大量の洗剤を発見。
しばらく洗剤を買わなくてすみました。
節約というと安く買うことに注目しがちですが、買ったものを使い切ることができなければ安く買った意味がありません。
たくさん買って押し入れや納戸にギュウギュウにつめ込んでいたら湿気がたまり、大切にしまっておいたものがカビてしまった、型崩れしてしまった…なんて残念なことにも。
節約は買っただけでは節約にならず、使い切るところがゴールと考えましょう。
パッと見て把握できる量が適量という点では、冷蔵庫と考え方は同じです。
片づけたら見えてくる「買わなくていいもの」
冷蔵庫、押し入れ、納戸、クローゼット、玄関、キッチン、洗面所、家じゅうどこを片づけても出てくるのが「買ったけど使っていないもの」。
そのときにただ「もったいないな」と後悔するだけでなく「どうして使っていないのか」と考えてみてください。きっと「サイズが使いにくい」「重い」「自分の家には合わなかった」など使わない理由がわかってきます。
すると今後買い物に行ったとき「買ったけれど使わない」ものを買わなくてすみます。
そうすると『使わないものを買わない』、『不要なものを買わない』ということが自然と身についていきます。
これは片づけで得られる節約効果なのです。
収納がいっぱいになってきた、収納の中身が把握しきれなくなってきた、そう感じたらまず全部出してみてください。
コメント
コメント一覧 (3件)
冷蔵庫が普段から使用するものと継ぎ足しで買っていくことで埋もれてしまうもので我が家も雑然としています。
食材や掃除用具など、過去に買ったものがどんどん出てくることもしばしば…
こちらの記事をもとにもう一度整頓する時間を設けたいと思いました。
ありがとうございます。毎日暑いので、ぜひお家の中でできるお片付けを実践してくださいね。
全部出しというアイディアに感嘆しました。
まずは家中の「買ったけど使っていないもの」を整理して、QOLを向上させたいと思います。
ありがとうございました。