湿気対策に効率的な収納のコツと片づけ方

湿気が多い季節は、家の中の空気がこもりがち。
湿気った状態をそのままにしておくと、カビや臭いの原因になってしまいます。

片づけをしながら湿気対策を行うことで、日常的に家全体を清潔で快適な空間に保つことができ、カビや臭いを防ぐことができます。

今回は湿気と片づけに焦点を当てた、効果的な対策についてのお話です。

目次

湿気と埃はカビの元

まず、湿気と埃がカビの大きな原因になります。

クローゼットや押し入れ、さらにはキッチンや浴室など湿気がこもりやすい場所は特に注意が必要です。

定期的な換気や掃除を習慣化することで、湿気と埃の溜まりやすい場所を減らすことができます。

特に閉鎖された空間では、湿気と埃がたまりやすくなるため、空気の流れを意識した工夫が必要です。

除湿機を上手に活用

湿気対策の基本となるのが、除湿機や除湿剤の使用です。

コンセントがあるクローゼットの場合、小型の除湿機をセットしておくのがおすすめ。

使い捨ての除湿剤もありますが、特に湿気の多い時期は頻繁に交換が必要になるので手間がかかりますし、予備を置いておかなければいけません。

でも除湿機なら予備を気にすることはありません。

コンセントがないクローゼットの場合は、小型の扇風機で風を送ってあげるといいでしょう。

7割収納の心がけ

収納スペースは、物を詰め込みすぎると湿気がこもりやすくなります。

着ない服や履かない靴が湿気や臭いの原因になっていることも。

そこで、『7割収納』を心がけましょう。

7割程度の収納にすることで、スペースに余裕が生まれ、空気が循環しやすくなります。

これにより、湿気がこもるのを防ぎ、物がカビやすくなるリスクを軽減できます。

空いているスペースに除湿剤を置くのも効果的です。

凹凸の少ない収納用品を選ぶ

収納用品は、デザインや機能性も大切ですが、湿気対策の観点からも選ぶことが大事。

凹凸の少ない収納用品は、隙間がないので湿気がたまりにくく、掃除もしやすいというメリットがあります。

プラスチック製の収納ボックスや、密閉できるケースは湿気が侵入しにくいため、湿度の高い場所でも安心して使えます。

収納の仕切りの使い方

収納の仕切りは、片づけを効率化するために便利ですが、湿気や埃がたまりやすくなってしまうことも。

例えば棚や引き出しに細かく仕切りを作ると、物の出し入れがしやすくなる反面、空気の流れが悪くなることがあります。

仕切りを使う際には、定期的に掃除をし、風通しが良いように配置を工夫しましょう。

デッドスペースの有効活用と注意点

部屋の収納力を上げるために、デッドスペースを有効活用するのは良いアイデアですが、湿気がこもりやすい場所になってしまうことも。

そもそもデットスペースは特に家具の裏や押し入れの奥など、空気の流れが悪いことが多く、物を収納することによって湿気がたまってしまう可能性があります。

デッドスペースを使う際には、湿気がこもらないように風通しを確保するか、除湿剤を活用して対策を行いましょう。

片づけと湿気対策は、家の中を快適に保つための重要ポイント

暑い日々が続きますが、朝夕は少し涼しい風を感じるようになりました。
でも秋も台風はやってきたりと、湿度を感じることの多い時期です。

例年ですと9月は台風の接近が一番多い月。
次いで8月、10月と続きますし、今までで一番遅い台風の発生は12月の終わりの頃。
まだまだ油断は禁物です。

効果的な収納と湿気対策で、清潔で過ごしやすい空間を作りましょうね。

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この記事を書いた人

ライフオーガナイザー、ファイナンシャルプランナー、家計アドバイザー。「空間・お金・心」の3つを整えることで、忙しい女性をサポートする「PRECIOUS DAYS」を主宰。著書に『片づけのプロが教える心地いい暮らしの整え方』(三笠書房刊)。

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